Hello hadanakama

vol.6 アガータさん(チェコ共和国)

チェコ語で蚊はコマール、でも困らない?

夏のような日ざしが肌に痛く感じられる今日このごろ。
How was your Golden Week?(ゴールデンウィークはいかがでしたか?)
友人の仕事仲間でチェコ共和国のプラハ出身のアガータさんは、
現在日本人のご主人、20歳の娘さんと東京の武蔵野市にお住まいです。

text by 戸張郁子・llustration by 藤田ヒロコ

“Dobrý den(ドブリーデン)、hadanakama!”(チェコ語でHello,hadanakamaと言ったつもり)
私自身、チェコの方と話すのは生まれて初めてですが、日本語がお上手で、ヨカッター。
さて、東京では、そろそろ蚊のシーズン突入なので、プラハでのようすを聞いてみると
「チェコにはもともと蚊はあまりいないので、チェコ人は蚊にさされることをそんなに気にしません。特に街には蚊が少ないです」
なるほど、年間最高気温が真夏で23度ぐらいというと、あまり蚊はいないのかもしれませんね。ちなみに、チェコ語で「蚊」はkomar(コマール)というのですが、
「ぜんぜん困らない。ですね(笑)。チェコ人はマダニのほうが困ります」
とのこと。

「でも日本では、5月から10月まで蚊がどこにでもいますね。家にいても散歩していても噛まれます。家にいるときは、蚊取り線香をよくつけますね。蚊のためというより、香りが好きだからかもしれない」
チェコ時代と変わらず、日本でも外に出るときに虫除けスプレーなどは使用しない主義というアガータさん。
理由は「子どもの頃から、効いたという経験がないから(笑)」
そんなアガータさんが思い出す、お父さんのエピソード。
「私の両親も、虫よけスプレーやかゆみ止めなどは使っていませんでした。でも、夏に家族で別荘に行った時、お父さんは、蚊を退治するため、という理由をつけて、よくタバコに火をつけていたんです。アウトドアだったし、私や兄弟から離れて吸っていましたが、今思うと、健康にはよくなかったですね」
家族を蚊から守るため、と言いながら、みんなから離れてタバコに火をつけているというのは怪しいですね。
「もう40年も前のことだから、許してあげましょう(笑)」
そういえば、何年か前、チェコのアニメーションばかりを集めた映画イベントで、ひたすら蚊と戦う主人公の作品を見たような覚えがあるのですが…
「あ、『タフなビリーとジャイアントモスキート』ね。古〜いアニメーション。蚊のデザインは怖いから、そういう悪者に使われたんだと思います。でも、面白いアニメーションとして有名ですよ」
アニメ大国といわれるチェコでは、あまり見かけない蚊もモチーフになっていたんですね。

かゆい素肌に。hadana