Hello hadanakama

vol.17 ハンナさん(ドイツ)

テントの中で大泣きした妹に
お母さんが歌ってくれたのは?

夏休みも半ばになり、日焼けした子どもたちを見かけるようになりました。
最近では全国的に8月中に新学期がはじまる学校が増えてきているようですね。
今回のhadanakamaハンナさんが家族でお住まいの金沢市は、
全国で一番長い45日間の夏休みがあるそうです。

text by 戸張郁子・llustration by 藤田ヒロコ

“Children’s summer holidays are never too long.”(子どもたちの夏休みはいくらあっても足りませんね)
「北陸は海も山もあってアウトドアのレジャーがいっぱい楽しめるから、夏休みが長いのでは?」
というハンナさんは、母国ドイツでも山歩きが大好きだったそう。そういえば、ドイツはワンダーフォーゲル発祥の地。日本で使われている登山用語にもザイル、アイゼン、ヤッケなどドイツ語が多いですね。
「ルカ(現在10ヶ月の娘さん)がもう少し大きくなったら、家族3人で日本の山に登りたいです」
ハンナさんの故郷、シュトットガルトは年間平均気温が4度から24度ぐらいと過ごしやすい都市。
「ドイツでは年間を通じて蚊が気になることはありませんでした。今住んでいる金沢の方がいますね。子どもと散歩にいくときは、ベビーカーに蚊よけをぶら下げています。この前、公園でベビーカーぜんたいにネットをかけているママに会いました。いいアイデアですね。でもルカは泣くかもしれません」
ハンナさんが子どものとき、家族で行ったキャンプで事件があったそうですね。
“I can’t see anything!” (なんにも見えない!)
「湖の近くでテントを張ったのですが、6歳の妹の大泣きで目が覚めました。彼女の顔をのぞきこむと両目の下を蚊に刺されたようで、すごく腫れていました。目を開けたつもりでも開かなかったんですね」
しかもだんだん痛みがひどくなり、目の近くなので強い薬も塗れずに途方に暮れていたところお母さんが歌ってくれたのは
Heile, heile Segen, (ハイレ、ハイレ ゼグン)
Drei Tage Regen, (ドライ ターゲ レグン)
Drei Tage Schnee,(ドライ ターゲ シュニー)
Dann tut’s nicht mehr weh!(ダン トゥーツ ニヒト ヴィー)

(意味)
どうか、なおりますように
3日間 雨が降って
3日間 雪が降って
そしたらもう痛くないからね

「この歌にはまだ続きがあるんですけど、3日後には治ると言われて妹はさらに大泣きしていました。私は笑っちゃいましたね」
hadanakama #1で紹介してもらったスペインの歌では「明日なおるよ」でしたが、ドイツのママはさらにのんびりですね。