Hello hadanakama

vol.1 エレーナさん(スペイン)

スペインのママとカエルのおしり

今日はスペイン語のレッスンの日だったので、
先生でもあり、友人でもあるスペイン人のエレーナさんに、
母国での「蚊に刺され事情」について訊いてみました。

text by 戸張郁子・llustration by 藤田ヒロコ

バルセロナ出身のエレーナさんによると、都市部でも夏場はとっても蚊が多いそうで、南部のリゾート地にでかけたりすると、さらに多いといいます。ですが、「子どもの頃使っていた虫除けは、強い香りで虫を追いやるコロンみたいなもの」で、「キッチンの消毒みたいな、ケミカル系の好きになれないにおい」だったそう。
「お母さんは使おうとするけど、子どもはいやがるしほとんど効かないから(笑)
Better than nothing.(なにもしないよりまし)
ぐらいの感じだった」
とすると、当然刺されますよね。(ちなみに英語では蚊は「刺す」ではなくてbite=「噛む」といいます)。かゆみ止めはなにか塗っていたのかな?
「子どもの時は、ハニーとか、オリーブオイルとか、歯磨き粉とか(笑)。でもある時から、アメリカからペンのかたちをしたかゆみ止め薬が入ってきて、みんなそれを使うようになってたわ。肌にペン先を押しつけると、液体がでるの」
そう言って、今もあるその商品をスマホで検索してくれたら、なるほどペンのようなかたち、にもかかわらず、商品名の下には、
The Itch Eraser(かゆみの消しゴム)
と説明書きがついています。効きそうだし、わかりやすいね。
「でも、使った時だけきくけど、すぐぶりかえすのよ。結局スペインから来たともだちは、日本のものを買って帰るの」
そうなんだ〜。日本はかゆみ止めの先進国ね。ちなみに、子どもがかゆくてかゆくてたまらない時に、お母さんがするおまじないみたいなのってスペインにもあるのかな?と尋ねたら、こんな歌を歌ってくれました。

Sana, sanita,(サナ、サニータ、サニータ)
Culito de ranita,(クリート デ ラニータ)
Si no se cura hoy,(シ ノ セ クラ オイ)
Se cura mañanita.(セ クラ マニャニータ)

(意味)
なおれ、なおれ、
カエルのおしり
もし今日なおらなかったら
明日なおるよ

なんとものんびりしたスペイン人らしい歌ですね。なんでカエルのおしりなのかなあ…。

注)ハニーやオリーブオイルや歯磨き粉を蚊に刺された肌につけたのは、あくまでもエレーナさんの記憶の中でのできごとです。